捨てられた猫を育てることにした

前の猫が死んで、そろそろ半年になろうとするころ、お世話になった動物病院から電話が来た。
学校の裏庭に、捨てられた猫5匹が、前の猫にとっても似ているから見に来ないかというものだった。
この動物病院は、ペットロスを気遣うことで有名な病院だ。

電話をもらった私は、この誘いに迷いを感じていた。
はたから見ても、私自身を第三者的にみても、ペットロスの兆候はない。
もう一度猫との共同生活をするということは、また、悲しい思いをするということだ。

しかし、運よく、あるいは運悪く、電話の時に妹が一緒にいた。
彼女は、大の猫好き、早速行こうとさそってくる。
見るだけならいいかと思い、出かけて行ったら、確かに生まれて間もない子猫が5匹いた。

誰もが思うだろうが、人にせよ、動物にせよ、子供は無条件でかわいい。
しかも、猫は、子猫のときほど、くるくるした目をしている。
だから、猫好きでなくても、子猫の写真を見て、かわいいと思うのだ。

5匹の中のうち、2匹は、前の猫と同じ柄の仔だった。
と、そのうちの1匹が、妹の掌ですうすう寝てしまった。
この偶然ともいえる縁起が、この仔の人生を変えたのである。

それから、11年たった今ではすっかり大人になった猫が私の隣に陣取っている。
既に老猫のいきに達したこの猫は、大きな病気ひとつせず、人間大好き猫になっていた。
人間が嫌いにならなくてよかった。
この猫を見ながら私がいつも思うことだ。

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