あいさつのできない大人

あのひと、ぶつかったのにごめんねっていわなかった。
そういって大泣きした娘は、大人のマナーにとてもうるさい。
信号無視などもってのほかである。

横断歩道で止まっていると、赤信号なのに、わたってしまう大人がいる。
横断歩道を歩いていると、自転車でその中をわたる人がいる。
そんな様子を見ると、娘は、大きな声で私にそれを告げ口する。

もちろんマナーを守っていないのは大人のほうだ。
だから、小さい子供言われた大人はちょっと恥ずかしそうにする。
わたしもいつ、子どもから見られているかわからないと思うと、今まで以上にマナーを守るようになった。

あいさつもしかりだ。
エレベーターで一緒になったおばあちゃんにあいさつをしたら、とっても褒められたという。
それから、あいさつ好きになってしまった娘は、ことあるごとに、大きな声であいさつをする。
大抵は、あいさつを返してくれるのだが、たまに返してくれない人がいる。

多いのは、若い男の子とおじさんだ。
若い男の子もおじさんも、ちょっと気恥ずかしいのかもしれない。
でも娘のためには、ぜひ返事を返してほしい。

自分からいわなくてもいいから、あいさつをしてくれるのは、娘にとってはとってもうれしいことのようだ。
頭を下げてさえもくれない社会性を疑うような人もいるのは事実だ。
それでも娘は負けずと毎日、大きな声であいさつをしている。

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